狙い目は地方都市

UターンやIターンを控えた介護職にも◯

介護職が転職するなら地方都市もおすすめ

日本は超高齢化社会で、2022年の段階で日本の高齢化率は29.1%を記録している。これは日本でも過去最高で、世界でも高齢化率1位になっている。

日本以外で超高齢化社会になっているのは、ドイツとイタリアの2カ国だけである。この高齢者率は今後も長期的に上昇すると考えられ、2060年には39.9%になると予測されている。
内閣府が発表した地域別高齢化率(2021年版)を見ると、高齢化率が最も高いのは秋田県で、なんと38.1%である。東北地方は高齢化率が高い県が多く、青森と山形は34.3%、岩手34.2%だ。東北地方以外では、高知県が35.9%、山口県が35%、島根県が34.5%と、高齢者の割合が高いことが分かる。
介護職で転職を考えているなら、高齢者の割合が高い地方で職探しをするのも悪くないだろう。大都市圏で就職した者が地元に戻って転職するUターン転職や、首都圏で就職した地方出身者が別の地方で転職するIターン転職は、介護職の方たちのなかでも増えている。
UターンやIターンのケースでは、いったんは大都市圏で就職している方たちなので、いきなり地元に戻る、地方に移住するというのはハードルが高いものだ。自分1人ならあまり問題ないかもしれないが、家族がいる場合は、家族が地方に順応できるか考える必要があるだろう。そのため、いきなり田舎へ行くのではなく、地方都市で転職活動をしてみることをおすすめする。地方都市ならば、大都市圏のライフスタイルを大きく変える必要もない。地方都市での転職で成功を掴むなら、<<需要増加?!介護職で地方都市からリスタート>>の情報も参考にしてほしい。