狙い目は地方都市

UターンやIターンを控えた介護職にも◯

地方都市で介護職に就くことのメリット

介護業界は人材不足が懸念されており、それは都市部でも地方都市でも変わらない。地方都市で介護職として働こうと考えた場合、次のようなメリットがある。

まず、「住居費や生活費を安く抑えられる」という点である。都心部では家賃が高くつくが、地方都市ではそれよりも安く部屋を借りられたり、同じ値段で広い部屋に住むことができるのだ。また、比較的食品などを安く購入できるため、生活費も安く抑えることができる。
次に「通勤ストレスから解放される」という点である。都心部では通勤時満員電車に長時間乗らなければならない人も多いが、地方都市では職場のすぐ傍に住むことも可能であり、通勤時間が自転車や車で数分ということも珍しくない。通勤ラッシュのストレスから解放され、今まで通勤にかかっていた時間を自分のために有意義に使うことができるようになる。
3つめは「正社員を目指しやすい」という点である。介護職員の需要は地方都市でも高い上、求人に対する応募数が都心部よりも少ないため、正社員として雇用してもらえるケースが多いのだ。給与は都心部よりも下がりますが、正社員になって資格を取ったりキャリアアップすることで、年収アップも目指すことができる。
4つめのメリットは、「馴染みのある環境で働ける」という点である。介護職はやり甲斐があるが、人と直接関わる仕事であるためストレスも大きい仕事だ。だからこそ、馴染みのある環境であれば安心して働けるだろう。また、両親の近くに住むことができるというのも、いつか介護が必要となった時の金銭や身体的な負担軽減に繋がる。